埼玉県坂戸市で醤油の醸造を行っている弓削多醤油は、安心・安全にこだわった醤油製造を行っています。

地元・埼玉の原材料を使い、地元の加工業者との連携や、地産池消へ取り組みも行っていて、醤油を通じて日本文化の発信をしたいと考えています。

大正12年創業、まもなく100周年を迎える弓削多醤油の本社工場

自然発酵で醸造された「木桶仕込み醤油」

今回エントリーした「しょうゆ屋さんの和風パブロバ」に使った醤油は、「木桶仕込み醤油」といい、直径2.5ｍ、高さ2.5ｍの大きな木桶を使用して、自然発酵によって醸造した醤油です。

木桶に住み着く蔵付き酵母で発酵することにより、とても香りがよく醤油本来の風味を感じるしょうゆです。埼玉の気候風土で育った大豆・小麦と、同じ気候風土で育った蔵付き酵母は発酵の相性がとてもいいのです。

直径2.5m ×深さ2.5m、杉製の木桶には発酵に必要な微生物「蔵付き酵母」が住み着く

パブロバに和のテイストを

今回の開発には、女子栄養大学4年の稲見千奈さんも携わりました。稲見さんは、新商品の開発を通じて地元の企業をPRし、地域全体の活性化につなげたいと考え、卒業研究の一環として開発に参加、パブロバというスイーツと醤油を結びつけてくれました。

パブロバとは、焼きメレンゲに生クリームとフレッシュフルーツを乗せたお菓子のことです。

オーストラリアやニュージーランドで親しまれているパブロバ

今回開発した和風パブロバの内容は、下から順に、抹茶アイス、焼きメレンゲ、豆乳クリーム、キャラメルソース、柚子ピールとなっています。メレンゲとソースに木桶仕込み醤油を混ぜ込み、醤油の原料である大豆にあわせて豆乳クリームを使用しました。また、和のテイストを意識して抹茶アイスと柚子ピールを味のアクセントとして加えています。

キャラメルソースと焼きメレンゲに醤油が使われている

伝統の醤油で地域を元気に

この「しょうゆ屋さんの和風パブロバ」が、若い世代の人たちが醤油に興味を持つきっかけになったら嬉しいと思っています。そこから、伝統的な「木桶仕込み醤油」の存在と良さを感じていただきたいです。

未だ新型コロナウイルスの影響の渦中にありますが、パブロバを食べながら川越の街を楽しんで、たくさんの人によい思い出を作ってほしい、パブロバをきっかけに地域が元気になってくれることを願っています。

■会社名：弓削多醤油株式会社
■住　所：埼玉県坂戸市多和目475
■ホームページ：http://yugeta.com

■会社名：女子栄養大学
■住　所：埼玉県坂戸市千代田3-9-21
■ホームページ：https://www.eiyo.ac.jp

■会社名：お菓子の家PAOPAO
■住　所：埼玉県坂戸市にっさい花みず木4-6-2
■ホームページ：https://www.paopao-sakado.com