まもなく創業100年を迎える湘南・平塚の高久製パン。
22年前、平塚市のまちおこしをきっかけに開発された「弦斎カレーパン」を販売しているベーカリーです。
今やすっかり地元の名産品となった「弦斎カレーパン」をリニューアルし、平塚をもう一度盛り上げたい、地元に恩返しをしたい!
そんな気持ちから、新たな挑戦を始めました。



平塚の名産品として全国で売られている「弦斎カレーパン」

まずは、若い力とアイディアを借りて、リニューアル案を検討。
地域活性化に取り組んでいる商業高校の高校生たちから、チョウザメを養殖している方が地元平塚にいることを聞きます。



共同開発した平塚農商高校マーケティング部

 すぐに伺い、チョウザメ養殖について詳しく聞いてみると、衝撃的な事実が発覚!
なんと、チョウザメは3年育てないとオスかメスか分からず、メスがキャビアを持つまでにさらに5年もの時間がかかるのだそう。
しかも、3年経ってオスと判明したチョウザメは廃棄されてしまうとのことでした。



チョウザメ養殖はキャビアが獲れるまでに8年かかり、オスは廃棄されてしまう

これを活用すれば食品ロスの削減にもつながると、オスの白身部分をおいしく食べる方法を模索することになりました。
そもそもチョウザメは西洋や中国では高級食材とされているほど。
ソテーにすると絶品です。


こうして、チョウザメのオスの白身と弦斎カレーパンをコラボしてできたのが「未来へ繋ぐ 海の宝石 カレーパン」です。
チョウザメの白身は厳選されたスパイス、カンボジアのペッパーキャビアでコンフィしました。
季節のハーブやスパイスを組み合わせて、美味しさと「映え」も意識。
新しい平塚ならではのカレーパンが誕生しました。



次世代を生きる地元高校生との共同開発、また食品ロスの削減と地域活性化を目指して開発されたカレーパン。
「次世代へ繋げたい」というメッセージを込めた平塚の華やかな新名物を、ぜひ召し上がってください。



■会社名:高久製パン株式会社
■住所:神奈川県平塚市老松町10-18
■ホームページ:https://www.takaku-pan.com



「未来へ繋ぐ 海の宝石 カレーパン」は圏央道の宝物グランプリ2022-2023『コミュニティ部門』にて特別賞(地域コラボ賞)を獲得されました!