NPO法人くにたち農園の会は、中央高速道路国立府中ICすぐ横にあるコミュニティ農園「くにたちはたけんぼ」を中心に、甲州街道沿いにある子育て古民家、ゲストハウス、認定こども園など、市内5つの拠点を運営しています。
主に、平日は「子育て支援」、休日は「体験型観光」の事業に取り組んでいます。




中央道国立府中ICそば、住宅街の中にある「くにたちはたけんぼ」

 くにたち農園の会が始めた「田畑の学校」は、田んぼや畑を中心に「生きる力」をつかみとる学びの場を作っていこうというプロジェクト。
平日、学校に行かない子どもたちを受け入れています。


「田畑の学校」を始めたのは、不登校の子どもたちが急増していることが理由でした。
不登校の小中学生は全国で24万人以上と過去最多、10年前に比べると、実に3.6倍もの小学生が学校に通っていないというのが、今の日本の現状です。
「地域の大人として、彼らの居場所・社会との接点・好奇心を育める場をつくる責任を感じた」と言います。



不登校の小学生は、10年前に比べて3.6倍にまでなっている

町中にある「田畑の学校」は、気軽に足を運ぶことができるのが魅力。
焚火をしたり、動物と遊んだり、採れたての野菜を食べたり、さまざまな体験プログラムも用意されていますが、基本的に過ごし方は自由なのだそう。
広々とした空間で五感を刺激し、たくましさ、生きる力を育むことが狙いとのこと。



不登校の子どもたちの居場所となるだけでなく、「社会との接点」を作り、「学びへの好奇心」も養ってくれる「田畑の学校」。
これからの活動にも注目です。




■会社名:特定非営利活動法人くにたち農園の会
■住所:東京都国立市谷保5119
■ホームページ:https://hatakenbo.org



「まちなかの田畑が学校になる!」は圏央道の宝物グランプリ2022-2023『コミュニティ部門』にて準グランプリを獲得されました!